
幸福度を上げる”信用の落とし方”について説明しています。

信用がないのに幸福度が上がる?また変なこと言って…

最近は”信用の意味”が変わってきてるんですよ。

信用っていわゆる社会的な信用でしょ。ちゃんと真面目に仕事するとかそういうことでしょ?

そういうのじゃないっす…

じゃ、なんなのよ?

今までは、①嘘つかない人②忖度しない人のこと指していましたが、、これからは周りが抱いているイメージ通りに行動する人に信用が集まります。たとえ嘘を付いてもその人のキャラならOK!ということです。
ネオ信用経済=キャラ経済
SNSが普及して、「信用経済」という言葉が生まれました。信用経済とは「個人の信用に基づいてお金が流れてくる経済圏」のことです。
この信用の意味とは、
【信用経済の信用がある人】
・嘘をつかない
・忖度(そんたく)をしない
人のことです。(旧来絶対的な権力を持っていた政界とかテレビの報道は上記の点で真逆の存在になります。)
しかし、最近は“キャラ経済”に移行していると言われています。
例えば、江頭さんのYouTubeは、始めた途端に登録者数が一気に爆増しました。
江頭さんは何十年も前から”江頭2:50”というキャラを続けており、もはやブランドとして確立されていると思います。視聴者はそれを期待して集まってきます。
この場合、嘘をつかないとか忖度をしないなどは問題では無く、江頭さんが江頭さんらしく振る舞うことが最も価値が高い状態になります。彼は、嘘をつく必要がないから(忖度しないから)嘘を付かないとみんな思っているし、そういうことが出来ないが故にサラリーマンやビジネスマンにならずに芸人をしているということをすでにみんな知っています。
江頭さん自身も、自分がどんなキャラなのか、どう見られているのか、社会的なイメージを理解されています。
それに合わせたコンテンツを提供することで江頭さんの周囲に”キャラ経済”が回っています。
信用の意味が変わった
冒頭で述べたように、信用経済というと”社会的な信用”をイメージする方が多いです。
例えばフリーランスとして活動している人が企業から依頼を受けたとき、素早く、偽りなく仕事を返すことを”信用”と考えている人がたくさんいます。
しかし、これは明らかに今の時代の信用の意味を履き違えています。
そういった意味ではなく「その人の社会的なイメージを裏切らないこと」が今の時代の”信用”の意味です。
幸福度が上がる信用の落とし方
「その人のイメージを裏切らないことが信用」という文脈が少し伝わりにくいと思うので、例を挙げます。
起業家の家入一真さんは遅刻することでネット上では有名です。
何かの仕事を一緒にするとき、彼が遅刻してもイメージ通りです。むしろ遅刻を面白がり、それを前提とし、それでも付き合いたい人が家入さんの周りに寄ってきます。
なので、この時点で、家入さんは自分の特性に合わない人をふるいにかけることに成功していることになります。
遅刻で激怒するような人は、元から家入さんの周りに寄って来ないので家入さんは怒られることもありませんし、相手もイライラすることがありません。
この「自身のキャラを周りに知らしめること」は幸福度の観点から言えば、自分の特性を発揮し、自分らしく生き、合わない人がどんどん離れていくのですごく良い生き方だといえます。
これからの時代はこういった生き方をする人が増えてくると思います。
旧来の信用経済社会では、仕事を早く返すとか、相手のイメージ通りに仕事をすることができない人は、経済圏に入ることができず”落ちこぼれ”になってしまっていました。そして、そういった人は、特に真面目な業界(私たちの医療介護界隈みたいな)では無視されるようになってしまいます。
しかし、次の時代の”ネオ信用経済”、つまり”キャラ経済”では、深く自分のことを理解し、それを外部にきちんと発信しておけば、幸福度が高く、ある程度の経済を回して生活することができるかもしれないのです。
”旧来の信用”は無くても、その人らしいという”意味”を求めて仕事が成り立つ可能性があるということです。
”機能”から”意味”が求められる時代へ
これからは人に”機能”が求められなくなります。ここでいう機能とは、いわゆる”スキル”とか”能力”と呼ばれるものです。
なぜなら、AIなどの機械が代行してくれるからです。例えば、イラストなどもwebサービスを使えば、ある程度のものがすでに自分で作れる世の中になっています。
実際、私も作ってみたのですが、当然見た目は良く出来ています。しかし、そのイラストはどこか味気ないし、なにか意味が感じられません。
やはり、イラストレーターとして熱い想いを持って仕事をしてきた人の、
- イラストに滲み出る、言語化しにくいが確かに存在する”なにか”
- アイデア
などに「その人らしさ」と「物語(ストーリー)」を感じ、そこにイラストの”価値”があります。
これが”機能”を求めるのではなく、”意味”を求めるようになるということです。
他人から見たら普通のイラストでも、自分が見れば好きなイラストレーターのクセや想いが感じられる、そういった作品にお金を払う時代が来ていると私は思っています。
じぶんらしさがより重要になる時代に
キャラ経済とは、つまりは
自分らしさを突き詰めて理解し、それを外に上手く発信して伝えることができる人の経済圏
ということができると思います。
自分らしさを知るためには、比較対象が必要なため、他者のことを理解している必要がありますし、さらには深い洞察や内観も必要になります。そして、それを上手く他者に伝えていく必要があります。
以前は社会(他者)に合わせることができる人が強かったのですが、これからは自分を深く知っている人が強い時代になっていくと思います。
これからは、幸福度が高い生き方(じぶんらしく生きる生き方)と経済状況が一致していく、素晴らしい時代になっていきます。
自分らしく生きることで、始めから合わない人は寄って来なくなります。これは、旧来の意味の”信用”は落ちている状態です。残念ながら、嫌われる人には嫌われてしまいます。
しかし、価値観の合う人と幸せに生きることができます。また、今までは難しかったですが、これからは経済的にも何とかなる可能性が高いです。
あなたは、こんな時代に生まれ、どうのように自分の人生をデザインしますか?
これ、ないしょですよ。。