
SNSやTwitterで愚痴ると、自分も不幸になり、周りの人の幸福度も下がるので、今すぐ辞めたほうが良いと思います。
ポジティブ心理学の資格を取得し、趣味でwell-beingや幸せについて勉強している西野です。
今回はSNSとの付き合い方について、心理学的に確実に辞めたほうが良いことがあるのでご紹介します。
YouTubeで解説
SNS/Twitterで愚痴ると確実に不幸になる
【言うとスッキリする!という嘘】
Twitterで愚痴ってもなんにもならんどころか、自分の不平不満にフォーカスする機会が増えるので確実に不幸になる
発信することで自分が不愉快な気持ちになっていることに気付かず、さらに周囲に不幸を拡散していることも分からないのは悲しいこと😓
— 西野 英行【well-being発信者】 (@PT50139040) January 9, 2020
結論から言うと、SNSやTwitterに限らず、職場や何かの集まりでも「思い切ってあいつに言ってやった!すっきりした〜ww」という人が稀にいますが、これは確実に誤った認識です。
こういう場合、大体相手が傷つくことであったり、言いにくいことを言うのだと思いますが、大抵その場合は自分も身体が緊張・興奮し「怒り」に近い状態になっているはずです。
緊張・怒りを感じている状態で幸福や「爽快感」、「癒し」、「平穏」を感じることはできません。
「言いたいことを言ってやった!」という時、人間の感情を表す「プルチック感情の輪」を使って説明すると、「怒り」、「嫌悪」あたりの感情を体験しているはずです。
この輪の隣同士の色は混在するといわれていますが、「怒り」、「嫌悪」の感情を感じながら、「恍惚」や「喜び」、「平穏」などのポジティブな感情を同時に感じることはありません。
ネガティブな言葉はネガティブな感情を呼ぶ
心理学では、幸福を感じるかどうかは「自身の中にある、どの経験や感覚に焦点を当てるか?」ということが大きな意味を持つとされています。
嫌な思い出も良い思い出も、フォーカス(集中)すると自分の中で存在感が増します。
これは誰もが体験したことがある、心霊など怖い話を聞いた後、お風呂に入って鏡を見るのが怖くなるのと同じ原理です。(この場合は恐怖にフォーカスしているため、恐怖が増大しています。)
最近、夫が亡くなって落ち込んでいる患者に「幸せは”満足”で大きく変わる」という話をしたら、「私は夫を選んでよかった。満足しています」と本気の笑顔で答えてくれました
捉え方次第で見えている世界は大きく変わります
「経験のどこに着目するか」が超大切😁https://t.co/USYdA2jSqi
— 西野 英行【well-being発信者】 (@PT50139040) January 8, 2020
例を挙げると、夫が亡くなった高齢の妻が、夫との生前の思い出を思い出す時、幸せだった新婚時代を思い出すのか、それとも違う苦しい時期を思い出すのかで、夫に対して異なった印象を持ちます。
人間は、最終的にどのような印象を持つかでその人の印象を決めます。「終わり良ければ全て良し」は本当です。
要するに、何にフォーカスするかで気持ちや感情が変わるということです。
ネガティブな言葉を誰かに発する(ツイートする)と、それは自分の中のネガティブな感情にフォーカスし、栄養を与え、育てていることになります。
つまり、他人に文句を言う人は、その時点で自分が真っ先に不幸になっています。
これはすごく可哀想なことです。「人を呪わば穴二つ」も本当なんですね。。
不幸は伝染する
幸福は伝染することが分かっていますが、不幸な感情も同じように伝染します。
考えてみれば分かりますが、不機嫌な人の横に居て、少しも嫌な気持ちにならない人は居ませんよね。人間は意識するしないに関わらず、周囲の環境の影響を必ず受けています。
SNSで他人に文句を言う人がいると、その時に発信者が感じている不幸な感情を一緒に拡散しているのと同じことになります。
すごく迷惑なことなのですぐに辞めてほしいですし、もしそういった批判的な人のツイートが見えてしまうようなら、ブロックする方が確実に幸福度は下がりにくくなります。
また、SNSでなくても、リアルでも同じで、出来るだけ不平不満が多い人と一緒にいない方が幸福度は下がりにくくなります。
今はまだ”幸せのリテラシー”が低い?
Twitterを見ていても不平不満がすごく多いなと思いませんか?しかも、そういったツイートが拡散されやすい傾向にあると思います。
”ITリテラシー”という言葉が流行った時代がありましたが、「思い切ってあいつに言ってやった!すっきりした〜ww」という人が結構な数存在する社会は、”幸せのリテラシー”が低いなぁと思わずにおれません。
どうすれば幸せに生きられるか?という知識が社会に足りないのではないでしょうか。
そういった人は、たとえ、何かに突出して巧みな知識・知恵を持っていても「自分の気持ちがその時にどう動いたか?」という感覚には酷く鈍感な人なはずです。不幸を感じているはずのに、すっきりした〜と言っているのですから…
TwitterやSNSなどでは、お金を稼ぐ方法をはじめ、あらゆるノウハウ・情報が溢れかえっているのに「どうすれば幸せになれるのか?」、「どうすればより良く生きられる(well-being)のか?」という情報はほとんど皆無なような気がします。
私がwell-beingの情報発信をしようと思ったのも、そういった気付きがあったからです。
お金を稼いだり、色んなスキルを身につけたり、知識をつけるのも勉強するのも、全ては「幸福に生きるため」です。なのに、手段を満たすための情報は溢れていて、本質的で最終的な目的を満たすための情報があまりにも少ないのではないでしょうか。
SNSを使って自分のパフォーマンスをブーストする
SNSを有効活用する情報発信の方法としては、前向きでポジティブな情報を発信することがベストです。前向きな気持ちは生産性や健康、創造性を高め、パフォーマンスが向上することが分かっています。
さらに幸福度も上がり、SNS界隈の人たちと仲良くなれる、と良いことづくめです。
絶対オススメなSNSの使い方です。
幸せになれる方法
幸せになれる方法は、こちらに書いています。
超絶要約しておくと、以下になります。
- ”良いこと”にフォーカス(集中)する習慣を持つ
- →日々の些細な”良いこと”に気付けるようになる
- →人生の満足度が上がる
- →幸福度上昇
普段感じるネガティブな気持ちや感情を出来るだけ減らすためには、”それはそれ”と割り切ってあまり反芻(何度も思い返して考えること)しないことです。
まとめ
SNSで不平不満を不特定多数の人に撒き散らす人は、”幸せのリテラシー”が低く、自分の感情が分からない可能性が高いです。
自分がそうなってしまわないようにしましょう。
もしそういう人が周りにいる場合、ブロックするかツイートを見ないように工夫をすることで、幸福度を下げるのを避けることができます。
SNSでの情報発信は、これからの時代みんなに必須になってくるので、今のうちに自分のパフォーマンスを上げる使い方をマスターしておくと良いと思います。誰にも悪意のない、前向きな発信をするようにしましょう。自分と周りの人のためにも、です。