ポンコツ・ガラクタ

ミスを連発する、遅れる、忘れる、このようなことが多い人間を通称「ポンコツ」あるいは「ガラクタ」と呼びます。社会的・常識的にできて当然であろうことができない人のことです。(注:私も含まれます。)

しかし、ポンコツ・ガラクタ人間の方がこれからの時代には愛され、活躍できる可能性が高いのです。

なぜでしょうか?

ストーリーが大切な時代

今はサービス・製品の質の良さは当たり前に追求され尽くしており、その製品を生み出す過程、つまりにストーリーに価値があるといわれています。

有名な本家の和菓子の逸話では、最近は同じような商品(質も量も、味までも似ている)が市場に多く出回り、売り上げが減ってしまったそうです

他の類似商品と差別化するために、老舗店舗の今までの紆余曲折の物語百余年分を紙に書き、和菓子に同封したところ、”本物である”という証明になり、売り上げが元に戻ったという話があります。

ストーリーが和菓子の”付加価値”として認識された好例だと思います。

ストーリーとは物語のことですが、考えてみると、私たちは普段の生活の中でも多くのストーリーに囲まれています。

  • テレビドラマ
  • 小説
  • 雑誌
  • 我が子の成長
  • 友人の話
  • ゲーム

などなどです。挙げればキリがありません。

ありとあらゆるエンターテイメントの中に常に物語やストーリーが存在していることに気づきます。

なぜこれほどまでにストーリーが世間に普及し、人を惹きつけて止まないのでしょうか?

いいかげん、飽きても良いはずではないでしょうか?

神話の法則

古来より伝わる世界各地の神話には共通点があるとされています。これがストーリー・物語の”原点”だと言われています。

神話の筋書きはだいたい以下のようになっています。

主人公が誰かと出会い、それをきっかけに穏やかな日常生活とはかけ離れた冒険の旅に出発します。

冒険の途中で心強い仲間と出会い、協力し合うことで初めての敵を倒します。

その後も冒険は続き、ラスボスと呼ばれるような強大な敵に立ち向かうことになります。

主人公は、さらにたくましく強くなり、ついに強大な敵を打ち負かします。

最後は宝を手にし、元の村に帰還します。

大枠ではこのような流れで神話は語り継がれているのですが、この法則をディズニーやマーベルなど映画はこぞって真似をしています。

有名なディズニー映画を思い出してみてください。きっと大筋はこの流れになっているはずです。

この神話の法則に沿った流れでストーリーを作ると確実にヒットすると言われています。ブログでも自身のプロフィールを作成するときに、このような流れを作ると共感を得やすいと言われています。

神話の法則は、人生の縮図なのです。誰でも、人生は山あり谷ありです。

挑戦するために冒険に出かけ、その中で強くなり、また元の村に帰ってくる。抽象的に捉えると、これはまさに人生そのもの。なので、必ず人間はこの物語に多かれ少なかれ共感を覚えます。

例えば、テレビドラマで主人公が悲しむ場面や、逆境に苦しむ場面がないドラマなど存在しません。

なぜなら、それらが存在しない物語は”非人間的”であり、あまりにも現実味に欠け、ドラマチックになり得ないからです。

神話の法則あるいはストーリーの最も魅力が濃縮された部分は「谷の部分」であり「闇の部分」なのです。つまり、悲しむ場面や逆境に苦しむ場面、弱点をさらけ出している部分こそが魅力の源泉です。

ポンコツ・ガラクタ要素は誰にでもある

人間、誰しも強さに憧れます。しかし、それは実は、自身が弱いと確信していることへの裏返しです。

本当は、人は誰しも弱いのです。これが残酷な唯一の真実なのです。

しかし、なぜか人はSNSなどでも自身の良いところしかアピールしません。

完全無欠な人間など存在するはずがなく、必ず誰にでも弱みやダメなところがあるはずです。そして、それは意図せずとも近しい周囲に伝わっています。

ポンコツ・ガラクタ要素は必ず誰にでもあります。

このポンコツ・ガラクタ要素を積極的にアピールしていくことで、物語として山あり谷ありのドラマを表現することができ、他者の共感を得ることができます。

結果、他人から愛される人間になれます。

ポンコツでガラクタだけど、一生懸命やってるし、なんか憎めない‥。

そんな存在がこの問題も正解もない、虚構と現実が入り混じる複雑な時代にはウケるのです。

リアリティがあり、架空ではない、「本物」を感じさせます。

まとめ

一見すると、非常に残念に思えるポンコツ・ガラクタ人間。

しかし、実は他人から愛され、許され、完璧を装った”偽りの人間”よりもはるかに幸せに生きることができます。

なぜなら、自身も弱みを受け入れることで、虚勢を張る必要がなく、無理なく自然に生きることができます。元から自分はダメだと知っているため、過剰に他人と自分を比較して落ち込むこともありません。

さらに、自分の弱さを知っている人は、他人の弱さも受け入れることができるため、人に優しくすることもできます。

 

ポンコツ・ガラクタ人間は、自分が他者に許されたとき、深く他者に感謝することができます。感謝は幸福度を上げることがポジティブ心理学でも明らかになっています。

いつでも”感謝”の近くにいる存在、それがポンコツ・ガラクタ人間なのです。

あなたは、ポンコツでガラクタである方が他者から愛されるし、幸せになることができます。

偽りの不幸な完璧人間を今日から辞めましょう。

 

 

これ、ナイショですよ。