
日常生活で、飲み会やその他の誘いを断りたいのに断れない…ということはありませんか?そんなときに良い方法があります。
自分の時間を取り戻す「アサーティブ」な考え方について解説しています。
YouTubeで説明
断ることの重要性
日々、活動していればいるほどいろいろな人や物事からお誘いがあります。
サラリーマンでも職場の飲み会や上司との付き合いなど、行きたくないけど、行かないと…ということが頻繁にありますよね。
断ることが苦手、という人は沢山います。
実際に。私も過去にはそうでした。
しかし、「影響力の輪・関心の輪」&「エッセンシャル思考」で余計なモノを捨てるにも書きましたが、自分の人生に必要ないと思うことを排除していくことは、幸福な人生を歩むためにとても重要です。
特にこれからの時代は、気付くとSNSやスマホゲーム、ネット、Amazonプライムなどを見てしまうというのが普通の時代です。個人の自分の時間を超絶優秀なグローバル企業がいつでも狙っているのです。
上手に断ることができると、自分の時間を確保でき、将来のために投資する時間を作れるようになります。
また、余計なことを排除することで、あなたが取り組みたいことに力を注ぐことができるので、生きる充実感を取り戻すことができるでしょう。
断る技術「アサーティブ」とは?
何かの話を断るときは、アサーティブという考え方を取り入れると良いです。
私もこれを知ってから断ることに抵抗感がなくなりました。
簡単にいうと、相手と自分、両方を大切にする考え方のことです。
何かしたいことがあるのに、断れずに業後の飲み会などに参加してしまうと、自分の気持ちを大切にできていない行動をしたことになります。
逆に、「今日は嫌です!」というようなはっきりとした断り方をすると、相手に失礼になったり、相手を怒らせてしまうことになりかねませんよね。(日本社会では特に。)
そこで、アサーティブな考え方をします。
つまり、どうすれば自分の意見を通せて、かつ、相手に不快な思いをさせないか?を考えます。
一旦冷静に考えてみると、飲み会に誘う方としては、「誘ってあげないと仲間外れみたいで悪いな」と思っているかもしれない、と色々思いを巡らすことができます。
そういったことも考えた上で、「行きたいです!でも、今回は残念ながらこの後予定があります…」と断ってみると、角が立たず飲み会を断れるかもしれませんよね。
※この場合の予定とは”自分との予定”であり、誰かと約束している訳ではありません。つまり、未来の自分を傷つけないようにしています。この考え方もアサーティブな考え方です。
二元論とは?二元論で考えない方が幸せになれるの記事でも書きましたが、1か0、黒か白と考えるのではなく、両方が損しない考え方をしよう、つまりWIN-WINの考え方をすることが「アサーティブ」です。
アサーティブな飲み会の断り方の例
- 「残念ですけど今日は参加できません。また誘ってください!」
▶️行きたい気持ちはあるけど、今日は都合が悪いです、という風に伝わるので、相手も嫌な気持ちがしません。ちなみに、これを毎回言っていると、そのうちお誘い自体が来なくなります。笑(私が経験済み)
もしお誘いが来なくなってしまっても、嫌われた!と思うのではなく、毎回断る手間が省けたと思っておきましょう。寂しい場合は「今度いつ飲み会するの?」と聞いて参加すればOKです。
- 「この前別の飲み会があったところなので、今回は遠慮させて頂きます。」
▶️行きたいけど、たまたまタイミングが合わないから行けません、というニュアンスを伝えます。
はっきりと断ると角が立つ場合もあるので、お断りはメールなどテキストではなく、直接会話して言葉と同時に表情も伝える事がベストです。
断ること以外にも使えるアサーティブ
上述しましたが、アサーティブとは Win-Winな考え方なので、断る場面だけでなく、
- 仕事での提案・交渉
の場面でも大いに使えます。
相手の置かれている状況をできるだけ聞き出し、両者が損をしないように提案したり、交渉する。
これはどんな仕事でも中核をなすコミュニケーションの重要な部分です。
まとめ
普段からアサーティブな考え方をしていれば、あらゆる人間関係がスムーズになりやすくなります。
実際に、私も過去には断ることが苦手で、断れない事が多々ありました。
そうなるとどうなるか?決して良いことではないと分かってはいましたが、逆に誘ってきた相手を恨むような気持ちになったこともありました。分かる人には分かると思います。笑
今はキッパリと断れるので、変に相手を恨むことが無くなりました。誰かを恨んで気持ち良くなることはないので、より幸せに生きることができるようになったことは間違いありません。
人間関係に歪み(ひずみ)が出るのは、一方が相手の嫌な感情を無視して要求を突きつける場合です。
アサーティブな考え方をするためには、原則として、「相手のことを理解してあげること」が必須です。いわゆるこれが世間でいう”思いやり”です。
普段から本当に相手のことを思った行動ができる人は、同じように自分も大切にできる人です。
普段から”思いやり”を持って人と接すると、結果として自分も大切にできるものなのだと思います。