
物事はなんでも継続することが重要です。
私は、およそ1000日間(約3年間)WEB上で文章を複数の媒体に、ほぼ毎日書いています。そこで学んだ、継続するためのコツを厳選して3つだけご紹介します。

自分は根性がないから、やりたいことがあってもどうせ続けられないよ。泣

物事を継続するのに根性は関係ありません。科学的に正しい方法を知り、「仕組み化」することが最も重要です!
物事を継続するためのコツ3つ
私が実践したこと+科学的に根拠(ポジティブ心理学)がある、継続するためのコツのなかで取り組みやすいように、最も重要だと思うことを3つだけご紹介します。
①やる気の正体を理解「作業興奮を利用する」
「作業興奮」とは、作業を始めるとその作業に没頭してしまう心理のことです。
家の掃除をし始めると止まらなくなる経験をしたことがある方も多いと思います。まさしくあの状態のことで、作業興奮状態になると「何も考えずに作業に没頭する」ようになります。
やる気が出たらできるのではなく、やるからやる気が出て来る。これが真理です。
残念ですが、誰でも「やる気が出ることは一生ない」と思っておく方が無難です。
とにかく、継続したいことを無意識にやってしまう、始めてしまうことです。やる前に「今日はやめとこうかな?体調良くないし…」などと考え始めると、人間は誰でも言い訳の天才なので、もうダメです。いくらでもやらないで良い理由が思い付くはずです。
私がオススメする方法は、「朝、少し早く起きて習慣化したいことをやってしまう」ことです。
朝は体力も意思力も満タンです。しかも、頭がちょっとボーッとしているので、何も考えずに作業に取り掛かることができます。これを利用します。
私の場合ですと、寝る前にPCを机の上においておき、起きたらすぐに(20秒以内)にはPCを起動し、文章を書き始めます。
そうすると、どんどん書くことに熱中していき、継続することが苦になりません。
②意思に頼らない
これもかなり重要です。
- ダイエットを続けるぞ!
- 運動を続けるぞ!
と意気込んでみても、気合・根性を入れてみても絶対に続きません。自分の意思を過剰に信頼するとだいたい失敗します。
なぜなら、意思力というものは実はかなり貴重なもので、有限で消耗していくものだからです。
この考え方はすごく大切です。
意思力は有限で消耗する
心理学者のロイ・バウマイスターは、意思力の耐久性について実験を行いました。空腹な被検者にクッキーを目の前において我慢させ、その後に解決不可能のパズルに取り組んでもらうと、何も食べず、空腹なままの被検者の方が根気よくパズルに挑戦し続けることができました。
つまり、クッキーを我慢することで意思力を消費してしまっていたのです。
私が朝起きてすぐに文書を書き始めるのも、
- 意思力が消耗していない
- 頭でやらない理由を考える暇がない
というメリットがあるからです。
夕方や晩になると意思力は急激に減少します。
昼間に車の運転をしているだけでも意思力が減少するのを実感しますし、夕方に何か作業をしようとすると、だいたい「まぁ、今日は良いか」となります。
よって、朝以外の時間に継続したいことをしようとすると、毎日、「重要、かつ緊急性が高いタスク(やらないと上司に怒られる仕事など)」だけをこなし、「重要、緊急じゃないタスク(将来の自分のために勉強することやダイエットすること)」をついつい後回しにする結果になります。
朝はゴールデンタイム

オススメは、朝の時間帯に「重要、緊急性が低いタスク(将来の自分のために勉強することやダイエットすること)」を継続し、昼〜夕方以降は「重要、緊急性が高いタスク(やらないと上司に怒られる仕事など)」をこなすことです。
これをルーティン化できれば、自然と継続することができます。
「継続=習慣化」ですから、自身の日頃の活動のルーティンに取り組むための仕組み作りが重要です。
③20秒で始められる環境を用意しておく
【習慣化の20秒ルール】
心理学者のショーン・エイカーによると、20秒以内に着手できるものは不要なことでもつい取り組んでしまうそうです。
習慣化したいことは20秒以内で開始できるようにしておき、やめたいことはできるだけやり始めるのに時間がかかるようにしておくと良いそうです。
— 西野 英行【well-being/より良く生きるための情報を発信】 (@PT50139040) December 8, 2019
人間は、20秒で取り掛かれることは継続しやすいことが心理学者の研究によって分かっています。これを「20秒ルール」と言います。
行動し始めるのに20秒以上かかると、人は億劫に感じ、やらない理由を考え始めるそうです。
なので、継続したい習慣は20秒以内に取り掛かれるようにしておくことが重要です。私の場合は、寝ているそばにPCを置いておき、すぐに作業に取り掛かれる状態にしています。
また、逆に辞めたい習慣は、20秒以上掛かるようにしておくと良いでしょう。
例えば、夜中にお菓子を食べてしまうのを辞めたければ、家にお菓子を買って置いておかないようにします。コンビニまで買いに行かなければ食べられない状態にしておくと、かなりの確率で食べないで済みます。
まとめ
まとめると、物事を継続し、習慣化するためには以下になります。
- 意思や努力・根性を信頼せず、まず始める。作業興奮の効果でモチベーションを維持する。
- ”やらない言い訳”を考える暇がない間(20秒以内)に取り掛かれる環境を予め用意しておく。
- 意思力が消耗していない朝に「緊急ではないが重要なタスク」をこなす。
ソース(情報源)は、ポジティブ心理学の研究と私自身の3年間の経験です。
一度試してみてくださいね。