テレビとメディア・幸福

1950年代にテレビが放送され始め、今ではどこの家庭でも置いてあるくらい一般的な家電として認識されています。しかし、テレビとの付き合い方を考えた方が良いこともあります。

テレビを見るという行為

テレビとメディア・幸福

テレビの放送が始まったのは、1950年代からと言われています。当時は高級品で、それまでは一般的な家庭にはラジオが置かれていたようです。娯楽の少ない当時、すごい画期的な生活を一変させる商品だったと思います。

今では良い時代になり、ラジオはホームセンターにでも行けば1000円もあれば買えますし、テレビだって、数万円で十分画像が綺麗なものを買うことができます。文明の進化は素晴らしいものです。

 

テレビ番組が放送される仕組み

まず、テレビの放送される仕組みを知っておきましょう。

テレビを見るために、特別お金(受信料)を払わなくても視聴することができます。つまりはほとんど無料で見ることができます。一方で、テレビ番組を作り、放送する側は莫大な費用を使って番組を制作しています。

なのに、視聴者は無料で見ることができる…。なぜでしょうか?

 

 

ご存知だと思いますが、番組にスポンサーという出資者がいて、そこからの出資金で番組を制作、放送しています。スポンサーは、テレビCM(コマーシャル)で商品の宣伝をするために出資しています。つまり、テレビはスポンサーの広告費で成り立っているビジネスであるということです。

視聴率が上がれば売り上げも増える

お金をかけて、魅力的な番組を作ることで、視聴率が上がると、その分、途中で放送されるCMを見る人も増えます。よって、より商品を知ったもらったり、購入してもらえる可能性が高くなる仕組みです。なので、一生懸命魅力的な番組やドラマを制作します。

テレビ視聴で購買意欲が刺激される

「しあわせ発信局」では、「お金を幸せのために使おう!」ということを一貫して発信しています。

テレビの上述の仕組みを知っていたとしても、「テレビを見ているだけで購買意欲を掻き立てられる」という仕組みを知っておかないと、自分の幸せにとって不要で無駄な商品を買ってしまうことになりかねません。

 

例えば、食品関係のCMがわかりやすいと思います。

すごく美味しそうな画像が流れ、スーパーに行った時についでにその商品を買ってしまうことになりかねませんよね。

実際、テレビをなんとなく見ているだけで、「タピオカジュースが流行ってるんだ」とか色んな情報が頭に入ってきます。今買うつもりはなくても、そういった意識を持つだけで購入意欲を掻き立てられているのと同じことです。

テレビを見ないと幸福度が上がる理由

テレビを見ない方がより人生が豊かになる可能性が高くなります。

1、テレビは「無駄使いの温床」になる

テレビを見ない、あるいは捨ててしまった、という人が私の周りでも結構います。テレビを見ることで、二重に無駄使いをしていることに気付いた人たちです。

では、テレビを見ることで一体何を無駄使いしているのでしょうか?

お金の無駄

上述のように、無駄使いをするきっかけになる、購買意欲が掻き立てられる仕組みがテレビには組み込まれているので、買い物などで無駄使いする可能性が高くなってしまいます。少しぐらい無駄使いをしても構いませんが、お金を自分でコントロールできないと豊かな生活を望めません。

時間の無駄

何より、こちらの無駄が致命的です。時間は命そのものです。時間がなくなれば、命が尽きます。当然ですよね。何か勉強したり、将来の役に立つことをしたいのに、ついついテレビを見てしまう…という経験はありませんか?

24時間テレビなど長時間のテレビ番組では、自分が見たいと思っているコーナーになるまで、延々と何時間もテレビを無駄に見ている、という状態になることもあります。まさしく時間=命を捨てているようなものですよね。

2、テレビの情報は偏っている

無駄使いの温床になるだけでなく、テレビでは上述のように、スポンサーの意向が強く反映されざるを得ないので、情報の偏向が目立ちます。

高齢者の交通事故を一度放送し、世間の注目が高かったり、視聴率が高ければ、それ関連の話題ばかりをしばらく放送します。あおり運転、ゴミ屋敷、幼児虐待なども同じです。

人が「えっ?!そんなことある?」と思うことを報道すると、当然注目を集めやすいので、視聴者が飽きるまで同じようなネタをどこからか見つけてきて報道します。

報道関係者にとっては、スポンサーのためにとにかく見られる放送をしないと意味がありません。良い悪いという話ではなく、テレビやメディアはそういうものだ、ということです。

テレビのそういった性質を知らない、さらに統計的な基本的知識がなく、あまり外出しない高齢者などは、テレビばかりを見て、「最近の若いものは虐待ばかりしている」と思っている方が本当に沢山います。(私の経験上です。)

しかし、実際は、幼児虐待が起きている確率やそのほか様々なデータを確認しないと、若者を責める根拠にはなり得ませんよね。

 

テレビでは、統計的な情報がほとんど一切報道されません。なので、素直に「今世間ではこんなことが沢山起きているんだ」と思ってしまうような方も沢山いるようです。

実際、若者の犯罪件数は、1945年頃の戦後が最も最大で、現代はその1/10以下に激減しています。考えてみれば、当たり前ですよね。人様から食料を盗まなくても食べていける良い世の中になっているのですから。

まとめ

テレビを娯楽のために見るなら、せめて、

  • テレビの仕組み
  • 統計の知識=確率や平均、基準値

などを知ってから眺めると良いと思います。

時間を削っているという意識を持ちながら、どうしても見たいテレビだけを楽しく見るなら、それは決して悪いことではありません。

ただ、

  • することがないから
  • なんとなく
  • ついつい見てしまう

など、自分で時間のコントロールができず、テレビを見ているだけなら、その時間を何か有意義なものに使うように考えてみましょう。