障がいを負ってしまったら

交通事故や脳卒中発症などで後遺症が残る、障がいを負ってしまった時、まず何を考えなければならないでしょうか。リハビリ専門職として働く当サイト運営者が医療の現場での経験を元に記します。

今後の生活のこと

障がいとは、

(1)物事の成立や進行の邪魔をするもの。また,妨げること。

(2)身体の器官が何らかの原因によって十分な機能を果たさないこと。また,そのような状態。

(3)個人の特質としての機能障害(impairment),そのために生ずる制約としての能力低下(disability),その社会的結果である社会的不利(handicaps)を包括する概念。

と定義されています。

障がいのことをハンディキャップ(handicap)と呼んだりもします。

 

 

何らかの事故や病気で障がいを負ってしまった時に、まず考えるべきことは、今後の生活のことです。

生活をしていくために必要なものを得るために、不自由な身体でどうやってこの先生きていけば良いのか考えておかなければなりません。

お金

綺麗事だけでは生きていけません。生活をする上で、まず気になるのはお金のことではないでしょうか。

平日に会社に出勤して、働き、週休2日で休む。障がいを負うことでそんな当たり前の日常が変わってしまい、今まで通り会社に出勤することも難しくなってしまうかも知れません。

 

脳卒中を発症し、片麻痺になると、混雑した駅を移動したり、満員電車に乗ることが難しくなってしまう場合も多いです。

  • 障がいがあっても、自分や家族の生活費くらいは稼ぎたい

そう思うのは当たり前のことです。

 

また、人間は、社会に出て働くことで社会との接点を持ちます。働くことで人間関係を構築したり、自分の社会での位置を確認することができます。

 

自身が以前のように働くだけでなく、障害者手帳を申請し、手当や給付を受けることももちろん考えておかなければなりません。

有利な条件で加入できる公的な生命保険制度や、郵貯などの金融機関で優遇されるマル優制度にも、身体障害者手帳で加入することができます。

 

また、現在は産業革命に匹敵すると言われる情報革命が起きています。

ICT(Information and Communication Technology:情報通信技術)が発達し、テレワークも盛んになってきています。

以前のように、会社に出勤しなくてもパソコンやインターネットを使って家にいながら働き、収入を得ることも可能になってきています。もし、障がいにより人間関係や通勤に問題があるなら、そういった新しい働き方を積極的に採用していくべきです。

家族との関係性

家族との関係性も変わってしまうかも知れません。

生活の中でどうしても自分1人でできないものは、家族に手伝って貰わなければならない場合もでてきます。

今まで以上に信頼関係を築いていく必要があります。

 

私の知人は、脳卒中により片麻痺となり、長時間歩くことができず、車椅子を日常的に利用するようになりました。しかし、障がいを負い、それまで疎遠だった奥さんとの会話をが増え、むしろ関係性が良くなったと言っていました。