
自分の強みを活かし、社会に価値を提供(社会貢献)する事が、人生を幸福に生きるためには欠かせません。
そこで、今回は、自分の強みを見つける方法をご紹介します。

僕は平凡だから、強みも長所もないよ…

そんなことはありません。必ず誰にでも強みや長所はありますよ!この記事を読んで、自分の強みを知り、それを活用して他者に貢献してみて下さい。それが自分の幸福度を爆発的に上げてくれます。
自分は強みがないと思っている人は多いかもしれません。しかし、強みは必ず誰にでもあります。
なぜ強みを知る事が重要か
自分の強みを知ることは、ポジティブ心理学でも重要なテーマの一つになっており、幸福な人生を送るために絶対に考えておかなければならないことです。
人生の目標が幸せに生きることなのであれば、そのために必要なお金を稼ぎ、生活をして、良好で心温まる人間関係を築く必要があります。
なぜなら、いくら一人でいることが好きな人でも、長期的に見れば、必ず人と関わることで幸福を感じる事が、統計からも明らかになっているからです。
幸福に生きるためには他者への貢献が必須
そもそも、人類は、社会生活を送る事で種を存続させてきました。
弱肉強食の自然界で、肉体的にこれ以上ないくらい弱い人間がこれだけ繁栄できたのは、「社会生活=他者との関わりを大切にしてこれたから」だといわれています。自分の身を犠牲にしてでも、子孫の安全を守る事で、DNAを今の時代まで残してきました。
つまり、人が喜ぶことをしてあげること、自己犠牲や他者貢献はDNAに刻まれた人間の本能であると言えます。
本能レベルでは、個人の体を残したいのではなく、他者を助け、生かすことでDNA(命)を残し、種の存続が維持できるのです。「愛」とは、このような仕組みで人に本能的な喜びをもたらします。
他者に貢献するためには自分の強みを知り、活かす必要がある
当たり前ですが、他者に効果的に貢献するためには、自分の武器を最大限活かす必要があります。
よって、自分の強みを知り、それを必要としている人に提供することで自分自身も他者貢献の幸福を感じる事ができます。そうすると、両者にとってすごく良い循環が起き始めます。
自分の強みを知り、活かすことは、社会との良い循環を作り出すことそのものであり、みんなで一緒に幸せに生きることを目指すものです。
自分の強みを知る方法
私は、ずーっと数10年間、「自分はごくごく普通で、何も取り柄がない人間だ」と思っていました。「強みや長所なんてとんでもない!」と考えることもしませんでした。
しかし、色々と経験し、悩み、模索していくうちに、
- 文章を書くこと
- 考えること
- 人を思いやること
- コツコツと地道に続けること(学生時代はゲームのレベル上げが好きでした。)
- 知的興味を満たすこと(興味がある分野の勉強が好き)
が強みであることに気付きました。
今、それを活かして、本業のリハビリをしたり、こうやってブログ運営やライターをしています。控えめに言っても、自分の強みを活かして少しでも収入があると、人生の幸福度は爆発的に上がります。
私は元来、自己啓発マニアみたいな性質があり、強みを見つける系の本はたくさん読んできました。また、本業のリハビリでも、対象者の強みを見つけ、それを伸ばすような関わり方をすることをずっと続けています。でないと、しんどいリハビリに取り組もうと思ってもらえないですから。
そんな中で私が見つけた、強みの見つけ方を以下にご紹介しますね。
①過去の経験を振り返る
自分の強みに気づけない最大の原因は、それが「自分にとって当たり前過ぎるから」です。
これは強みを見つけるためにオススメの書籍「スレングス・ファインダー」でも同様のことが述べられています。
さあ、才能(じぶん)に目覚めよう 新版 〈ストレングス・ファインダー2.0〉
私の場合ですと、ここ数年間毎日文章を書いていますし、気付いたら何かを深く考えてしまっています。
暇な時のネットサーフィンも、知的好奇心を満たすためにウェキペディアを延々と読んでいることがあります。これらは息をするように当たり前に行っており、「みんなやっている普通のこと」だと思っていました。自分では気付きにくいものです。
私だけでなく、誰にでもこのような事が必ずあります。
繰り返しますが、自分が普段当たり前に行っている行動の中にこそ強みがあります。
なので、自身の過去の経験を振り返ってみることは強みを発見するためにすごく有効です。
これはポジティブ心理学の中でも説かれていますが、私の本業のリハビリの現場でも実際に効果を確認しており、間違いありません。
患者さんに、「昔どんな仕事をしていたか?」とか、「どんな環境で生きて、どんな経験をしてきたのか?」を聞いてその人の強みを考えます。
あなたの強み・武器は必ず、あなたの過去の当たり前の体験の中にあります。
例;人の話を聞く才能がある人
例えば、人の話を何時間もずーっと聞いていても平気な人がいます。この人の強みは「人の話を辛抱強く聞ける」というところです。相談業務を主体とするカウンセラー、私のようなリハビリ職や介護職などの仕事でその強みを活かすことができます。
しかし、この人自身は「人の話を聞くなんて当たり前でしょ?」と思っている場合が大変多いです。
でも、色んな人と話してみると分かりますが、人の話を遮らず、否定もせず、ずっと聴き続けることは誰にでもできることではありません。
ほとんどの人は、途中で話を遮って自分が話し始めたり、途中で聞くことに疲れてしまいます笑。
自分の職歴・経歴を振り返る
幸福学やその他の研究で、「自分が今行っている仕事が天職である」という考え方があります。
転職を考えたことがある人は「えっ?!そんな訳ないよ!」と思うかもしれません。しかし、今の自分にぴったりだから、最適解として今の職業選んでいるのだ、という考え方があり、これは一理あると思います。
天職を探してずっと彷徨う「青い鳥症候群」になったり、自分探しと称して仕事を辞めて世界一周に旅立ってしまったりする人もいますが、重要なことは、
- 今の仕事をどすればもう少し楽しくできるだろう?
- どうやったらもっと自分の力を活かせるだろう?
と考えて工夫していくことで、今の仕事で自分の強みを発見しながらどんどんのめり込んでいき、その仕事の本当の面白さが理解できてくるものです。
そういった経過を経て、やがて天職だと思えるようになるという側面があります。
なので、今までやってきた職歴やアルバイトの経歴を振り返ることで自分の強みを見つける事ができます。
私の経歴の場合だと、
【学生時代のアルバイト】
- アパレル
- 工場での流れ作業
- ホテルのベッドメイク
- コンビニの深夜帯勤務
から始まり、
【就職後】
- 介護職
- リハビリ職
- ブロガー・ライター
という仕事をしています。
この経験を得て学んだことは、「私は人と接する仕事が好き」ということです。
工場の流れ作業のときは、一日中誰とも話さないので、自分がロボットになった気がして一番辛かったです。私がやる意味あるのかな?と思って仕事内容に意義を感じる事ができず、誰か他の人、なんならロボットにこの仕事をやって欲しい・・と思っていました。
人が好きという反面、ゲームや数字を追うことも好きで、コツコツと数字(経験値)を上げていくRPGゲームのレベル上げが好きでした。それの応用で、ブログでもPV数を上げるためにどうするか?などの戦略を考えるときにゲーム感覚でできています。
過去の経験を振り返ってみると、自分の生き方・感じ方癖のようなものが自然と現れているはずです。それがあなたの強みであり、才能になります。
②他者とたくさん話す
実は、自分のことは自分が一番よく分からないものです。
他者とたくさん話をして、自分と他者との違いを認識すると自分の強みをより多く発見する事ができます。
例えば、

最近は警備員のアルバイトしているんだ。

警備員ってずっと立ちっぱなしで辛くない?

いや、立ってるだけだよ。むしろ楽だよ。
この人にとっては「立ち続けても何も思わない」という素晴らしい強み・才能があると私は思います。他の人にはなかなかできないことです。
これも、自分では普通にできている事が、他者からしたらすごい事であるという良い例です。
ぜひ、色んな人とお話をしてみてください。
できれば、色んな属性の人(職業や年代が違う人)と話ようにして、コツとしては、ポジティブに、良い面をお互い褒め合える関係性が築ける人とたくさん話すと良いと思います。
③テストで自分の強みを見つける
とはいえ、上記の二つは意外と手間が掛かるかもしれません。そこで、自動的に自分の強みが分かる方法もご紹介しておきます。
強みを見つけるテストで自己診断を行う方法です。
- VIAーIS
- ストレングス・ファインダー(書籍)
- Strengths Profile
私はポジティブ心理学が好きなので、この中のうち「VIAーIS」を特にオススメします。
これは、マーティン・セリグマンとクリストファー・ピーターソンというポジティブ心理学の第一人者が開発した強み診断テストです。
このテストでは、強みを研究し、以下の24種類に集約しています。
「VIAーIS」 強みの24種類
- 好奇心
- 学ぶ意欲
- 大局観・知恵
- 創造性・独創性
- クリティカル思考
- 勇敢さ
- 忍耐力
- 誠実さ
- 熱意
- 愛
- 親切・寛容さ
- 思いやり
- チームワーク
- 公平さ
- リーダーシップ
- 自制心
- 慎重さ
- 謙虚さ
- 寛大さ・慈悲
- 美的センス
- スピリチュアリティ(広い世界の中で生きていることを感じられる)
- 希望
- 感謝
- ユーモア・遊び心
いかがでしょうか?
これを見るだけでも、性質的な側面がその人の強みであり、才能である事が分かります。
強み診断テストの「VIAーIS」に興味ある方は、こちらからぜひ試してみてください。もちろん無料です。問題数はかなり多く、全部終わるのに20分くらいかかります。
強み診断ツール「VIA-IS」を無料で活用できる方法を紹介します。
強みは経験から生まれる
結論、強みは経験から生まれます。
自分は他者と何が違って、どんな経験をしてきたのか?
そこにあなたの才能・強みが隠れています。自分では気づく事が難しいので、他者の力も借りてみる事が一つのコツだと思います。
強みを活かして社会貢献できると自分の幸福度も確実に上昇し、周りの人も喜んでくれます。ぜひ試してみてください。
強みを見つけたら、それを活かして日々「自分の将来のためになること(ユーダイモニア)」に取り組むと幸福度が上がるよ!
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