不道徳幸福論
この記事で分かること

「不道徳幸福論とはどんなブログなのか?」について解説しています。

このブログはなにを発信しているの?

質問

「不道徳幸福論」ってなんのブログなの?なんか怪しいね(笑)

ニシノ

”幸せ”を追求するために必要な情報を掲載しています。

質問

不道徳なのに幸せ!?なぜ?

ニシノ

大きな時代の転換期には、今までの常識は非常識になります。例えば、少し前までは親の言うことをよく聞くことが道徳的だと思われていましたが、今は時代の変化が早過ぎます。親の言うことを鵜呑みにしていると時代遅れになってしまいます。これからは、今までの常識に逆行すること、あたかも不道徳にみえるように生きることが幸せに生きるために重要な時代になっています。

質問

確かに、明治以降、日本は人口が爆発的に増えていたけど、今は逆に人口減少時代だし、あらゆる昔の常識が通じなくなっている気はするよね。努力とか根性などの美徳も今は通用しないし、ある程度自分勝手に生きないと情報に流されちゃうし…。

日本の人口は明治維新以降、急激に増加し、2010年頃から急激に減少しています。

人口の推移

ニシノ

例えば、2010年頃までの人口増加時代には”マスコミ(大衆情報伝達)”を代表するテレビが爆発的に普及しましたよね。しかし、今は過去に成長してきた分野が軒並み力を失い始めています。変わりに”サブスクリプションモデル”というビジネスモデルがヒットしています。これは、いわゆる顧客を囲い込み”小さいコミュニティ”を作るモデルです。大きなものから小さいものへ、という逆行する変革が起きているということです。他にもたくさん例はありますが、またブログ内でご紹介していきます。

質問

今の常識は未来の非常識、今日の道徳は未来の不道徳ということか。

ニシノ

そうなんです。不道徳幸福論では、ポジティブ心理学をベースに、科学的に実証された「幸福により良く生きる(well-being)ための知識」を掲載しています。具体的には、①人間関係に関するもの、②お金に関すること、③体の健康に関することの3つのテーマについて発信しています。

質問

このブログに信憑性はあるの?ただ個人的に思ってること書いてるだけじゃないの?

ニシノ

管理人は「ポジティブ心理学実践インストラクター」と「理学療法士」の資格を持っており、その過程で学んだことを発信しています。頭でっかちな机上の空論になるのを避けるため、リハビリの臨床の現場で約10年間、患者さんから勉強させて頂いた「健康に生きるための現場の知識」を加えて発信しています。

ポジティブ心理学とは?ポジテイブ心理学実践インストラクターが解説。

ブログを始めたきっかけ

質問

なぜこのブログをやろうと思ったの?そもそも、リハビリと健康は分かるけど、幸福に生きること(well-being)に関係はあるの?

ニシノ

WHO(世界保険機構)では、「健康の定義」を以下のように定めています。”身体的・精神的・社会的に完全に良好な状態であり、たんに病気あるいは虚弱でないことではないこと”。しかし、残念ながら、現在の社会では「健康」というと「身体の健康」を意味することが多いです。このブログでは、本当の健康、つまり「身体」だけでなく、「精神的」、「社会的」に健康な状態をみんなが目指す社会を作りたいという思いで発信しています。

「不道徳幸福論」管理人の想い

男の子

サイト管理人の西野と申します。普段は理学療法士という仕事をしています。

このブログを運営しながら、本業で毎日、1人の患者さんと数時間もの間、2人で運動したり、病気や体のことについて話し合います。

基本的に、足の筋肉をほぐしたり、患者さんの体に触らせて頂くことが多い仕事で、さらに数ヶ月の長期間に渡って関わることが多いので、リラックスして色々なことを話してもらえます。

そんな中、今まで数百人の方々と信頼関係を築き、

  • 家庭のこと
  • 病気・体のこと
  • お金のこと
  • 人生のこと

など、簡単には他人に話すことができないような超プライベートなことを、こっそりお聞きしてきました。

そんなことを約10年ほど続けていると、不思議なことに気付きました。

みんなに共通する悩み

それは、高齢者も障がい者も、健常者も外国人も「人には共通の悩みがある」ということです。

大きな枠として、

  1. お金
  2. 人間関係
  3. 健康

のどれかで悩んでいる人ばかりでした。

しかし、これらの問題解決の方法は学校でも教わりませんし、誰も教えてくれません。

税金の話などは、学校で必須の科目にしても良いくらい全員に必要な知識だと思います。しかし、なぜか教えてもらえることはありません。

上記の人が最も多く悩む事柄については、自分で勉強するしか方法がないのが現状です。

男の子

世の中では、なぜか特定の分野の悩みについては誰も教えてくれない!

”何かがあれば幸せ”という訳ではない

purutikkukannjyounowa

私が関わらせて頂いた方々の中には、それはそれは様々な方がいました。

例えば、「若い時に大金持ちだったが、現在は公費で生活(生活保護)している」人。

この方はお金の稼ぎ方ではなく、お金の使い方の勉強が足りなかったのかもしれません。

テレビを見て購買欲を刺激され(テレビは元々、企業が売りたい商品を宣伝するための家電です。)、流行の服を着て、高級車を買い、欲しいものを欲しいだけ買えば、いくらお金があっても足りませんよね。

あるいは、今現在お金には恵まれていても、遺産相続で子供達が大喧嘩していることで悩んでいる方もいました。

私たちは、

  • お金を持っていれば幸せになれるのに…
  • 健康であれば幸せになれるに…
  • もっと若ければ幸せになれたのに…
  • 家族が仲良く暮らせていれば幸せになれるのに…

と、「何かを得れば幸せになれるのに…」と思って生きてしまいがちです。

しかし、実際は、どうやらそうではないようです。

「Well-being」とは?

このブログは「不道徳幸福論」といいます。このブログの核となる考え方になっているのが「well-being」です。

well-beingという言葉をご存知でしょうか?

元々の言葉の出所は、1948年にWHO(世界保健機関)が出した憲章の中です。

“Health is a state of complete physical, mental and social well-being and not merely the absence of disease or infirmity.”〜〜「健康とは、身体面、精神面、社会面における、すべての well-beingの状況を指し、単に病気・病弱でない事とは意味しない」

直訳するとwell-beingとは「良い在り方」と表現することができます。

日本でいうところの「幸福」や「幸せな生き方」に近い表現になります。

私は、well-beingは単に体や心の健康を目指すだけではなく、包括的、社会的に良好な人間関係の中で「良い気持ちで過ごすことができる状態のこと」と定義しています。

このブログの開設当初は「しあわせ発信局」という名前のサイトにしていたのですが、日本では「幸福」や「幸せ」という表現は宗教的な概念と捉えられやすい傾向にあるため、「well-being発信局」に変更しました。その後、well-beingではピンとこないというご意見を頂き、「不道徳幸福論」という名前にしました。(笑)

私がリハビリや人の人生・健康に関わる上ではっきりと理解したことは、

人はどんな体の健康状態・環境でいようとも、「心地よい気持ち」で生きることができれば幸せである。

ということです。

たとえ、不治の病いに侵されていても、病気が進行していても、手足がほとんど動かなくても、良い気持ちで前向きに人生を生きようとしている人はたくさんいます。

私はそれをそばで見てきました。

「人間が人間らしく生きる尊厳・尊さ」はここにあると私は思います。

 

最終的に、どんな状況になろうとも「well-being」に生きる権利は誰にも奪われず、自分でそれを選ぶことができます。人はいつでも、どんな時でも、自分で自分の在り方を決定することができます

 

人の寿命は世界的にもここ数十年ほどで驚異的に伸び、ほとんど倍近くまで伸びました。

日本のGDP(国内総生産)も昔ほどではないにしろ、右肩上がりに上昇を続けていますが、その経済的な成長とは全く関係なく、「well-being=良い在り方で生きること」はほとんど変化がないといわれています。

well-being推移

このグラフはあくまでデータですが、実際に私が現場で高齢者や障がい者の方々と関わる中で、

・早く死にたい、楽に死ねる時を待っている

・生きるのは本当に辛い

・長生きはしたくない

・人生100年時代なんて恐ろしい、とんでもない。

という声をそれはたくさん聞いてきました。私はこの言葉を聞くたびに心が痛みます。

「長生きできれば幸せ」という時代はもう終わり、次の時代は、寿命の長さに関係なく「well-beingに生きる時代」になると思っています。

今、皆が求めていること、それはただ単に寿命が長いこと、長生きすることではなく「well-beingで生きること」なのです。

幸せになるためには”考える”こと

では、皆がwell-beingで生きるためには何が大切でしょうか。

色んな解釈がありますが、私は「自分で考える力を持つこと」が最も大切だと思っています。自分で知識を得て、それを元に自分の頭で考えることです。

夏目漱石は、「草枕」の冒頭で

知に働けば角が立つ,情に棹させば流される、意地を通せば窮屈だ、とかく人の世は住みにくい。

と書きました。

これは、「理性的でいようとすると、人間関係に角が立って生活が穏やかでなくなり、情を重んじればどこまでも感情にひきずられてしまい、意思を強く持つと窮屈になる。とにかく人の世は住みにくい。」という意味です。

基本的に、その通りだと思います。

しかし、現代は当時とは環境も違い、情報もインターネットでも書籍でも沢山溢れています。

「考える」とは、何らかの目標達成や問題解決のために自ら行う、一連の情報処理のことを指します。元となる「情報」がなければ考えることはできません。

現代は情報が溢れており、考えようと思えばいくらでも情報を取得し、考えることができるのです。

現代では、人がwell-beingに生きるための環境が整ってきていると考えています。

まずは知ること

”幸せ”は人の数だけあります。”正義”も人の数だけあります。

誰一人、同じ形の幸せを追求していません。インフルエンサーを真似をしても同じようには絶対になれません。

女の子

幸せのカタチはみんな違うので、誰かの真似は通用しない

まずは、自分が幸せに生きるために必要な知識を身につけ、それを元に『正しく考えること』が重要です。

これは、残念ながら、テレビを見ても、学校で先生に聞いても、高額な塾に通っても教えてもらうことはできません。

 

適切な情報を積極的に取得し、自らの頭で考え、問題を見つけ、実践を通してオリジナルの解決策を試すこと。これが今の時代、みんなに必要なことだと考えています。

 

このサイトでは、そういった「幸せになるための情報」を発信していきます。

ニシノ

誰もが「成”功”」ではなく、「成”幸”」を目指す社会になって欲しい!