無理せずに節約するための超本質「浪費と幸福感の関係性」

不景気な状況と相まって、収入を増やすことに着目しがちですが、実は基本的な生活を見直すことで無駄な浪費を抑えるこができます。

YouTubeで解説

自分に合わない仕事をしている=浪費が多くなる

そもそも、日本では生活するだけのお金を稼ぐ事はほとんどの人ができています。

それ以上収入を増やしたいと思う場合、

  • 将来のために貯蓄したい
  • 余裕が欲しい・安心を得たい
  • 贅沢をしたい

などが理由として挙げられると思います。

この中の理由で、特に贅沢をしたいという場合、普段の生活の中でストレスが多すぎる場合があります。

ホストクラブに通うお客の7〜8割がナイトワーク(夜のお仕事)をしている女性だそうです。ストレスが多い職業に就いている人は、仕事のストレスをお金を使うことで発散しようとします。

買い物はストレス解消の手段となる

幸福学では、物欲を満たすことで、短期的に幸福度を上昇させることが分かっています。

つまり、何か買い物をするとその時だけ幸福度がすご〜く上がるということ。

これは私たちも普段の生活で体感していることだと思います。洋服などを買ってウキウキしますが、数ヶ月もするとタンスの奥にしまったまま…ということがよくありますよね。

車も買って1年ぐらいは楽しく乗れますが、それ以降は普通は飽きて買った頃のワクワクは無くなってしまいます。

そもそも、資本主義社会というのはこのような仕組みで動いており、『飽きては買う』を繰り返すようにデザインされているのだと思っています。

ミニマリスト等はこのサイクルから脱すること(=自由)を目指しているのだろうと思います。

浪費の根本的な原因

浪費をしてしまう根本的な原因として、普段の生活がストレスに溢れているということがあります。

職場の人間関係で疲労したり、やりたいことをできずにずっと我慢していると、その対価として貰った給料で買い物をして憂さ晴らしをしようと思ってしまいます。

すぐ飽きると分かっている、それほど必要ないものを買ってしまったりします。

つまり浪費や無駄な出費を防ぐためには、普段の生活の中のストレスを減らしていくことが有効です。

無駄な買い物による精神的な充足を求めずとも、普段の生活が充足していれば質素な生活でも心の平穏を保って生きていくことができます。

浪費をしない生活を送るために

1.睡眠時間をたっぷり取る

睡眠不足だと、正常な判断ができないですし、感情的になりやすくなり、誘惑に弱くなってしまいます。睡眠は生物の3大欲求です。睡眠時間が不足していると、明らかに欲求不満の状態に陥ります。

私の経験上、7〜8時間程度睡眠時間を取ることが理想だと思います。

2.親密な人間関係を持ち、それを深める努力をする

人間は1人だと孤独を感じ、精神的に満たされない気持ちが強くなってしまうものです。親密な人間関係を持ち、それを深める努力をすることで、この寂しさが薄くなり、無駄に浪費することが少なくなります。

モノを買うよりも、コトに投資する方が幸福度が高まると言われています。

家族や気の置けない友人と交流することで、精神的充足感が得られ、無駄なモノを買うことが少なくなります。

友人の場合は、飲み会など逆に経費がかかってしまう場合もあります。できれば家族と公園で過ごすなどお金を使わない遊び方を開発しながら親密性を深めていくと良いと思います。

3.運動をする

運動した後の爽快感は大きく精神的充足感を満たしてくれます。

何か物足りないとか、寂しいと言う時は、ウォーキングをしたり、縄跳びをしたりすると気分が晴れ浪費をすることを防げます。

浪費をしたくなるときは、自身の精神的充足が十分に得られてない場合が多いと思います。

体の感覚から刺激が入力され、脳で処理し、精神的な充足感が得られます。

精神的充足と身体的な満足感は多くの点で共通しており、体を喜ばせるようなことをすると心も満たされていくことが多いと思います。

まとめ

たっぷり寝ること、信頼できる人と仲良く話すこと、運動すること、おいしいものを食べてしっかり寝ること。

こういった基本的なことをしっかりすることで無駄な出費を抑え、私たち本来の充実した生活を取り戻すことができます。

幸せに生きるために必要なものは、実は身の回りに転がっています。ただ、それに気付き、それを大切にできるかどうか。

当たり前の生活を当たり前に送れるようになれば、自然と無駄なモノは邪魔としか感じなくなりますし、不要なものが身の回りに溢れている現状に気が付くと思います。