楽観的な人は成功しやすい!楽観的なメリットと楽観的な人になる方法

あなたは「楽観的な人」と聞くと、どのようなイメージを持ちますか?実は、楽観的な人って『最強』なんですよね。

質問

『楽観的な人』って、ノーテンキで空気が読めないというか…あんまり良い風に思わないかも…

ニシノ

楽観的なことはすごく良いことなんですよ。楽観的な視点を持つと、幸福度が高まるし、職場や学校で高い成績を上げられることが分かっています。

この記事を読むと分かること
  1. 楽観的に生きることの重要性が理解できる。
  2. 楽観的に生きる方法が分かり、人生が上手くいきやすくなる。

YouTubeで解説

あなたは楽観的?悲観的?

あなたの周りにも、楽観的な人と悲観的な人がいると思います。

人が楽観的になるのか悲観的になるのか?はある程度過去の経験や生まれつきの資質で決まっているといわれています。自己肯定感が高い(自分で自分を肯定している)人は楽観的に物事を捉える傾向にありますが、自己肯定感が低い人は悲観的に物事を捉える傾向が高くなります。

自分が楽観的に物事を捉える方か、それとも悲観的に捉えてしまう方かは以下の「説明スタイル対応表」で確認することができます。

「説明スタイル対応表」で楽観的かどうか分かる

『説明スタイル対応表』

良い出来事

悪い出来事

楽観的な人

悲観的な人

楽観的な人

悲観的な人

永続性

いつまでも続く

すぐに終わる

普遍性

普遍的なもの

限定的なもの

内的・外的

内的要因

外的要因

簡単に説明すると、楽観的な度合いは、良い出来事と悪い出来事が起きた際に、

  1. 永続性
  2. 普遍性
  3. 内的・外的

をどう捉えるかで変わってきます。

永続性

悪いことが起きても、「たまたま今回だけだ」と思う人は楽観的で、「毎回これが続く」と思ってしまう人は悲観的であるといえます。

普遍性

例えば、試験に受かった時(良いことが起きた時)に、「同程度の学校ならどこでも受かる」と思う人は楽観的で、「ここ以外の学校は受からない」と考える人は悲観的傾向があります。

内的要因・外的要因

「自分が努力したおかげで試験に合格した」と考える人は楽観的で、「得意分野の問題が多かったから合格した」と考える人は悲観的傾向になります。

日本人は悲観的傾向が強い

ストイックで真面目な日本人は、何か良いことがあって少し浮かれていると、「調子に乗るな」など周囲の人に諭された経験がある方も多いのではないでしょうか。素直に喜びを享受できず、「良いことがあっても喜んでいられないぞ」と脅すような傾向があるように感じます。

「気を引き締める」、「次のことに備える」という面では大切なことですが、繰り返しこういった経験をすると、楽観的に物事を捉えること自体が「悪いこと」「ダメなこと」と認識してしまうことがあります。

しかし、実際は、楽観的に生きる方が良いことが多いのです。成果も出やすいし、物事を継続して頑張ることができることが分かっています。

楽観的なことは良いこと!メリットとは?

ある保険会社の調査では、「楽観的な人の方が保険の営業成績が27%も高かった」とするデータがあります。

また、

  • 長生きできる
  • 生活習慣病になりにくい

など健康や精神面でも良いことが非常に多いことが分かっています。

実際に、私の身の回りの人でも、楽観的な人は物事にチャレンジする時に抵抗がなく、すぐに取り組めますし、始めたことを継続する力も強いです。

何より、人生そのものを楽しむことができるので、明るい雰囲気に人も寄ってきます。つまり、仕事や人生の幸福度上昇のために重要になる人間関係が上手くいきやすくなるようです。

 

以下に楽観的な人に共通する特徴(メリット)を紹介します。(※心理学者イローナ・ボニウェルによる考察)

1、困難に直面しても苦痛を感じにくい

苦痛を感じても気持ちを立て直すことができるので、自然と困難に粘り強く挑むことができます。

2、ネガティブな出来事に対処しやすい

気持ちが沈んでもすぐに回復するので、対処が早くなります。

3、ネガティブな状況でも学びを得られる

楽観的な人は、何かネガティブなことがあっても、「良い学びが得られた」と感じます。

4、悪い状況を適切に認識できる

感情的になりにくいため、事実を事実としてありのまま受け止めることができます。

5、継続的に努力でき、諦めにくい

努力が継続できないのは、楽観的に物事を捉えられていないことも多く、諦めて途中で投げ出してしまうからです。

6、運動や食事などに気を遣う傾向あり

余裕があるので、食事や運動にも気を使い、よりよく生きるために努力する傾向が高まります。

7、生産性が上昇

研究から、楽観的な人はパフォーマンスが上昇し、生産性が上がることが分かっています。

楽観的になる2つの方法

楽観的になると、物事が上手くいきやすくなることが分かっています。では、今、悲観的な人が楽観的になるためにはどうしたら良いのでしょうか?

1、説明スタイル対応表を参考に、今までとは逆の発想をしてみる

『説明スタイル対応表』

良い出来事

悪い出来事

楽観的な人

悲観的な人

楽観的な人

悲観的な人

永続性

いつまでも続く

すぐに終わる

普遍性

普遍的なもの

限定的なもの

内的・外的

内的要因

外的要因

この表を参考に、良いことがあったら、「これは自分の実力だ」、「きっと他のことも上手くいく」などと考える習慣を身に付けることで楽観的に物事を考える習慣が身につきます。

もっと自分を褒めよう!

2、防衛的悲観主義を取り入れる

上述のように楽観的に生きることは良いことだらけですが、生まれつき悲観的に考えてしまう傾向が強い人がいるのも事実です。(私自身もどちらかというとそのタイプですw)

生まれつき悲観的な人が無理やり楽観的に生きようとすると、逆に苦しくなってしまうことがあります。強い自己否定をしなければならないからです。

 

そういった方は「防衛的悲観主義」を取り入れると良いと思います。私もそうしています。

これは、心理学者が、悲観主義なのに成功する人が一定数いることに着目した結果、最悪の結果を想定した上で回避策を考え、準備・実行するタイプの悲観主義の人が成功していることが分かっています。

もし、どうしても楽観的に考えることが難しい場合、悲観的な自分を否定せず、まずは受け入れます。そして、最悪の結果を想定した上で、その状況にならないように前向きに頑張る、という方法があることを知っておくと良いでしょう。

まとめ

日本では楽観的な人をあまりよく思わない傾向が若干ありますが、実は良いことだらけなんですよね。

幸福学やポジティブ心理学でも言われていることですが、楽観的になることで、パフォーマンスが上がり、粘り強くなるので、仕事や人間関係も上手くいきやすくなります。

また、影響を受けた周りの人も前向きになり、社会全体がよくなっていく好循環が生まれます。

あなたがこの記事を読んで少しでも楽観的になれたとしたら、あなたの家族や身の回りの人も幸せにしているのとほとんど同じことなのです。

周りの人のために、そして何より自分のために、物事を出来るだけ楽観的に捉え、自己実現に向かって少しづつ進んでいけることを願っています。