お金と収入の関係性

幸せな状態というと、皆さんはどういった状態を想像するでしょうか?きっと、お金持ちになってなんでもしたいことができる状態を想像する人も多いと思います。

お金と幸せの関係

地位財,非地位財

お金は人生の幸福度との関係性が高いように感じる人も多いと思います。「お金を持てば幸せになれる!」と思う方も多いのではないでしょうか。

確かに、収入が少なく(お金がなく)衣食住に困っている状態では幸せを感じることは難しいですよね。

では、収入が増え、生活するのに十分なお金があると幸せになれるでしょうか?

 

結論としては、日本の場合、年収800万円程度までは幸福度が比例して上昇するが、それ以上は幸福度は上昇しないということが分かっています。

 

またお金は、幸福学研究では「地位財」と呼ばれ、他者と比較することを前提とした資産です。お金を使ってもその時は一時的に幸福度が著しく上昇しますが、すぐに元の幸福度に戻ってしまうことが分かっています。

例えば、高級車を購入しても2、3年もすれば運転しているときに飽きてしまい、普通の車に乗っている感覚になってしまうことは容易に想像がつくと思います。

お金はある程度必要ですが、それ以上は人生の幸福感とは別の話になってきます。

 

そもそも、自由な時間と労働は相反関係にあります。

収入を増やすためには、下に説明する「FIRE」のような生き方(投資で収入を得る)を戦略的に行わないと、いつまでも労働をしなければなりません。

職場が「働いていて楽しい!」と心からいえる幸福を追求する場所ばかりになれば良いですが、世間的に現状ではまだそこまで辿り着けていないのではないでしょうか。

年収800万円以上になると、仕事で忙しい割りに収入が増えても使う時間がなくなっていくことが幸福度が上昇しにくい原因と思われます。

 

本当に自由になるためには、まず労働集約型の労働から卒業する必要があります。

▶️「労働集約型の仕事から脱却すること」を目指そう!

お金をある程度持ち、なお自由な時間をたくさん持っていることが心の余裕を生み、幸福度を上げるために必要だと考えられます。

一方で、時間があり過ぎて暇を感じてしまっても幸福感を感じにくくなるので、結論としては、時間とお金のバランスが重要ということになります。

資本主義とお金

お金と収入の関係性

資本主義経済では、物質的・短期的な幸福を追い求めるように成長してきました。

短期的な幸福度を上げる物欲を満たすために収入を上げ、そのために一生懸命知恵を使って働く、ということを延々と続け、世界は走り続けてきました。

実際、GDPは全世界でばらつきはあるものの上、軒並み上昇を続けています。

日本のように、GDPの成長率が低下すると、「経済がうまくいっていない、落ち目である」という評価になってしまいます。でも、実際は年間数%程度は必ず上昇しています。

今後も際限なく成長していくことはどう考えても難しく、各国の成長率の鈍化を踏まえ、資本主義社会の限界ではないか?といわれるようになってきました。

これからの社会

2019年、経済的に各国が行き詰まり始めています。

そのため、各国のリーダーたちは自国本位の政策を掲げる傾向が強くなっています。そうなると外交関係でも荒波が立つようになってきます。

評価経済社会やポスト資本主義など、新しい経済システムも様々なところで議論されるようになってきました。短期的な金銭的・物質的な幸福を追い求め続けることに疲弊し、新しい価値観の元に生きていこうとしている人が増えてきています。

個人レベルでも、お金は最低限だけ稼ぎ、出来るだけ生活コストを下げ、物欲などの地位財を追い求めるのではなく、幸福学でいうところの「非地位財」、つまりは心の安心や家族や友人との繋がり、体と心の健康を大切にして生きようとしている人たちが増えてきています。

「FIRE」という生き方

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FIREとは、「FIRE:Financial Independence, Retire early」の略称で、2018年11月5日のウォール・ストリート・ジャーナルで紹介された欧米の若者(ミレニアル世代)の生き方です。

早期リタイアを目指し、生活コストを徹底的に下げて収入の約7割を貯蓄し、たまったお金で投資します。その後は投資のリターンで働かずに生きていくことを目指すそうです。

驚きのストイックさですよね。

実際、物欲や消費志向ではない若者は増えており、日本でも「ミニマリスト」という生活に必要な最低限のモノしか持たない若者が増えていますよね。

幸せとお金の関係性 まとめ

まとめます。

お金と幸福の関係性

仕事をしながら多様な能力(特に自分でお金を稼ぐ能力)を身に付け、年収800万円まではお金を稼ぐ努力を行い、それ以降は

  1. 精神的・身体的な健康
  2. 自由な時間
  3. 人との繋がり

にも時間とお金をたっぷり投資して生きていくのが理想です。

上述のことを意識することで、お金だけを追い求める人生よりも幸せに生きることができる可能性が高いといえます。

年収800万円を達成するのはなかなかハードルが高いですが、結婚してダブルインカム(夫婦共働き)、世帯収入で800万円を目指せば、1人400万円づつ収入があれば良いので、それほど難しいことではないかもしれませんね。少子化対策にもなるので、社会的にもグッドな生き方といえる案かも知れません。

幸福学研究では、「非地位財」と呼ばれる「心、安全、健康」が長続きする幸せである、と定義されています。

また、世界でベストセラーになった、今後の人生100年時代を生きるための戦略を記した「LifeShift(ライフシフト)」でも、「無形資産」の重要性が説かれています。

無形資産とは、

  1. 生産性資産(能力)
  2. 活力資産(健康)
  3. 変身資産(人脈)
  4. パートナー(結婚相手)

のことです。

幸福学研究でもLifeshiftでもほとんど似たことが言われており、間違いないのではないでしょうか。

男の子

きっと、これからの「成功」は、金銭的収入が高いことではなく、”人生の総合力”が高いことをいうようになるよ!