悩みの解決策

私が知る限りの全ての悩みの根源的な原因は、”今、ここ”に心が集中できていないからです。

悩みまくる自分を通して学んだこと

私自身、頭の中で思考を反芻することが物心つく頃から好きで、気付くとどうでも良いことを悩んでいる時期がありました。

特に思春期は本当にひどかった‥と自分でも思います。

例えば、自分がくせ毛であることを何年も悩んだり‥今となっては、なぜそんなどうでも良いことに悩むのか?と思いますが‥

そうやって数十年生きてきた中で、「自分の悩みの大半が、実は取るに足らないことだ」ということに気付きました。

以下の考え方をすることで、今ではほとんどの悩みはあまり気にしなくなりました。

 

今回はそんな内容をシェアさせて頂きたいと思います。

悩みは”今”に集中できていないことが原因

今、もし悩んでいることがあるなら、不快でない程度にそれを少し思い出してみてください。いつもあなたの頭の中でぐるぐると反芻(はんすう)している思いはなんでしょうか?

突き詰めると、たいがいのことは「ほんとうに起こるかも分からない将来の心配」をしていたり、「もしこうなったらどうしよう?」という仮定でしかないはずです。

「今、ここ」つまりは、今こうやって生きて、息をし、身体を動かして生活している自分のこと”だけ”に意識を集中することができれば、悩みはかなり軽く感じるものです。

感覚を意識的に使う

悩みを解決するために、「今ここ」を最大限意識することが重要です。

そのための1つの重要なファクターとして”感覚”があります。

感覚は、5種類に分類され、

  1. 触覚
  2. 運動覚・位置覚(肘を曲げているなどの感覚)
  3. 視覚
  4. 味覚
  5. 嗅覚

があります。

別角度から感覚を定義すると、「外界の刺激を身体に取り入れる入り口」である、ともいえます。

感覚入力の比重を高めることで、今ここに集中しやすくなり、悩みを感じにくくなります。

なぜなら、”今ここ”ではない、過去や未来の感覚は圧倒的に現在の感覚よりもイメージしにくく、臨場感に欠けるためです。(臨場感を感じるものを人は”今”と認識します。)

これが一般的にいわれる”瞑想”の原理だと私は理解しています。

※瞑想とは、自分の呼吸に集中したりして自身の”感覚に意識を集中”することで、”今ここ”の意識を高める行為のこと。

頭で考えることを辞める

悩みの多くは、反芻する(繰り返し思い出す)ものです。だから悩みと言います。

これは頭の中でぐるぐると思考が回っている状態であり、頭(論理や理屈)が優位になっている状態のときに起きること。

しかし、よくよく考えてみると「頭(既知のことしかない)」でいくら考えても答えが出ないから反芻しているわけです。なので、頭でこれ以上考えても無駄なことが多いです。

「感覚(身体)」に意識を集中することで頭優位の思考状態から身体優位の思考状態に切り替えることができます。

つまり、今に集中し、今の自分にできることや、やるべきことに集中することができます。

そうすれば自然に、”なんとかなる”と思えたり、今まで思いつかなかった解決策を思いついたりするものです。

運動すれば感覚が優位になる

では、具体的になにをすれば良いのかというと、ずばり”運動”がおすすめです。

ウォーキングやジョギングしたり、早足で歩く、1駅前で電車を降りて自宅まで歩く、など簡単に実行できるもので構いません。

コツとしては、その時に上述の”5つの感覚”を意識します。

具体的には、触覚(=足に伝わる地面の感覚)を感じ、運動覚・位置覚(=足を動かして筋肉や関節が動いている感覚)、視覚(=周りの景色をよく見る)、道のにおいに意識を集中します。

そうすることで、”今運動している自分”に強烈に意識が向くので、その時には”必ず”悩みから解放されているはずです。(頭優位の状態では無くなっているはず。)

問題の解決には創造性を高めること

ポジティブ心理学の研究によると「なんとかなる」という前向きな気持ちになることで、創造性は3倍になるとされており(ネガティブに悩んでいるときは創造性が低下しています)、そんな時に新しいアイデアが浮かび、悩みを解消する糸口が見れてきます。

実際、私はそのようなことが多々ありました。

※なんとかなると思える前向きな姿勢の効果について▶️「楽観的な人」は成功しやすい!メリットと楽観的な人になる方法

 

頭で考えてもわからないことがあるなら、体を動かして、気分を変えることをまず試してみる。大抵の悩みは実はそれほど大したことではない、ということが世の中にはたくさんあります。

もし良ければお試し下さい。