
幸福に生きるための大原則として加点方式で生きるというものがあります。
世の中はなぜか減点方式
学校のテストは、間違えれば−2点、ー3点と減点されていきます。
社会に出て大人になっても、何故か会社や組織では減点方式で人の評価が決まる傾向があります。しかも、何故かこのこと自体を不思議に思う人はあまり多くないようです。学校教育の名残りなのかもしれません。
会社・組織では、なにかミスをしたらマイナス評価される、というのが基本的な考え方です。この考え方の元で働いていると、「ミスをしないために何もしないことがベストの選択である」という考え方になるのも無理もありません。
なので、皆、現状維持を望み、大きな充実感を得ることができる可能性がある”挑戦”を避けるようになってしまうかもしれません。
しかし、実は、人は生きているだけで100点満点ということもできます。
生きているだけでまるもうけ
生物が生きる目的は、生物学的にいうと”種を保存するため”です。
今ここに命が存在できている、ということがそもそも大成功であり、100点満点なのです。
なので、私たちは普通に生活できていれば常に100点であり、何か良いこと(自分がそう思うこと)があればそこに加点する、という考え方をすると、一気に幸福度が高くなります。
ポジティブ心理学でも、自分に起きる、良かったことを改めて思い出すことで幸福度が高まることが知られています。
お笑い芸人の明石家さんまさんは、「生きているだけで丸儲け」と言っているそうですか、この考え方と全く同じです。
人は、生きているだけで100点である。
その人なりに一生懸命、毎日何か考え、行動し、息をして、過酷な生存競争を生き残り、今ここを楽しんでいる。
それだけで充分に100点満点の価値があります。
まさしく生きているだけで丸儲けなのです。
何か良いことが有ればそこに加算し、110点、120点になる。
そんな考え方をするべきでしょう。
たとえ何かミスをしたりしても、減点するほど大したことではありません。見方を変えればミスは体験を通して勉強をした、ということでもあるので、むしろ加点しても良いくらいです。
減点方式は近視眼的であるが故に生まれる考え方です。長期的な視点を持てば少しくらい失敗した方が実は良いのです。
そういう考え方で生きることで、明日から幸福度を簡単に高めることができます。
人生に減点は必要ない
生きてるだけで100点満点、生きてるだけで丸儲け。
良いことをすれば加算して、減点は必要ない。チャレンジした後の失敗・ミスで有れば、チャレンジを自分で褒め、むしろ加点する。
幸福に生きるためのコツの一つとして、是非このことを覚えておいてください。