強い意思ではなく”普段の意識”が未来を決める
私は、自身の未来を決めるのは”意思”ではなく、”意識”だと思っています。

”意思”とは、Wikipediaによると、「しようとする考え。思い。」だそうです。
一方、ここでいう”意識”とは、「何に、どれだけの時間、心を支配されているか?」です。

人の意思は脆すぎる

一般的には、強い意思によって自身の行動を選択し、未来が決まっていく、と思われがちですが、実はみなさんご存知の通り人の意思は結”弱い”です。
ダイエット商品が手を替え品を替え、いつでもたくさん売れるのは、人は意思だけで環境をコントロールできない、ということを証明しているのではないでしょうか。
少し話が変わって、受動意識仮説という仮説があります。
これは、「人間に意思は存在しない」とする仮説です。
例えば、人が指を動かす時、自分の意思で動かしていると思いがちですが、実は「指が動いた後に、”指を動かそう”と思っている」ということが実験から分かったそうです。
つまり、意思とは自身の行動の監視役であり、それを”自分でやっている”と勘違いしているということです。
よく、潜在意識と顕在意識の割合は8:2と言われますが、実際その通りで、実は無意識こそが人の行動を決定しており、それを自分で選んだ、と意識で認識するだけだそうです。
実は無意識こそが人の行動を決定し、未来を作っているのかもしれません。
さらに、無意識は、意識によって作られていると私は思っています。

強い意思を持つのではなく”普段の意識”を変える

冒頭に述べましたが、意識とは「何にどれだけ心を支配されているか?」です。
「私はなにをやってもだめだ」と、なんとなく(この”なんとなく”というのがすごく大切です。)ずっと思っている人は、そのような未来を作ってしまうでしょうし、「私は色々なことに挑戦し、それを楽しむことができる」となんとなく思っている人は、そのように自分を認識しているので、その通りに行動します。
要するに、自分の頭の中で無意識に繰り返しているセルフイメージがすごく大切だということです。
「私は明日からこうなりたい!」と強く思っても、それは意思であり、その通りになりにくいです。
しかし、無意識に働きかけることができると、人は変わっていけると思います。

無意識にアプローチできない

しかし、実際は、無意識を働きかけることは難しいです。
なぜなら、自身で認知できないからこそ無意識なのであり、わからない、認知できないことを書き換えたり、変えることはできないからです。
”マーフィーの法則や”ザ・シークレット”など、過去に何回も、”無意識を書き換えて成功する”みたいな流行りがありましたが、実際、上述の理由(そもそも自分の無意識を認知できない)で実現は難しいと思います。
しかし、「意思ではなく、意識が自分の未来を作る」ということは事実だと思っています。
普段の生活のなかで、
  • 自然と頭に湧いてくる考えやイメージ
  • 暇な時に考えてしまっていること(”考えてしまっている”というところが大切で、考えようとして考えているのではないことがポイント)
が変わっていけば、確実に未来は変わっていくと思います。

意識を変えるためには環境設定が重要

普段、あなたは何を考えていることが多いですか?それがあなたの未来を作る材料になっていくと思います。
私は最近は家族のことばかり考えてしまっています。笑
実現したい未来があるなら、それをできるだけ自然に考えることができるように、”環境設定をしていく”ことが大切になるでしょう。