絵本の読み方

「私にはできません」、「難し過ぎる」、「能力も才能もないから」、「頭が悪いから」、「何々が苦手だから」、「まだ勉強していないから」、「経験が少ないから」、「知らないから」こういった考えで新しいことにチャレンジするのをためらう人がいます。

幸福学を研究する、前野隆司さん(慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授)によると、幸せの因子として、「やってみよう!」因子が大切だそうです。

「やってみよう!」因子とは、自己実現と成長の因子です。

人生の意義が明確で、自己実現をしている人は幸福度が高いんですね。ここでいう自己実現とは、やりたいことをやってわくわくすること。

仕事でも趣味でもボランティアでも構いません。やりたかった仕事に従事しているとか、集中してがんばれることがあったり、夢や目標を実現しようとしている人は幸福度が高いです。

しかし、大人になると、あれこれと言い訳ができてしまうので、やってみよう!という気持ちが起きにくくなります。

 

「幸せの4つの因子」についてはこちら⬇️

何もできない子供たち

少し話は変わって、うちの家には幼稚園に通っている子供がいます。

彼らはひらがなしか読めません。

大人の基準でいえば絶望的に「私には何もできません」の状態です。

しかし、彼らは毎日大変楽しそうに幸せに過ごしています。

彼らは大人の基準でいえば、お金もないし、肩書もないし、何も持っていません。

体も大人より免疫が弱く、脆弱で、すぐに病気になってしまうし、人脈もなく、友達もそれほど多くありません。

しかし彼らは何もなくても毎日うれしそうに、1日が始まる朝には寝床を飛び出し、朝ごはんを食べ、外へ飛び出していきます。

遊ぶための道具があればそれを使うし、なければないで、自分たちで遊びのルールを作りだして楽しんでしまいます。

夜になれば、昼間動いてお腹が減った分、晩御飯が美味しく食べれます。

お風呂でも一通り遊んだ後、本当はもっと起きていたいのに、昼間の疲れからすぐに寝てしまいます。大人のように心が疲れるのではなく、体が疲れて寝てしまいます。

なんでもできる大人

一方で私たち大人は、

  • 何もできない
  • 私は何も持っていない、武器がない
  • 他人と比べて自分が劣っている
  • 将来が不安だ

などの理由で、心を曇らせたまま生きている人がたくさんいます。不幸を嘆く人がいます。

なぜでしょうか?

  • 大人は仕事をしてお金を稼がないといけないから?
  • 嫌な人とも付き合わなければならないから?
  • 世の中は思うようにいかないことを知ってしまったのが大人だから?

私はそうは思いません。

それらは本当にやりたくないのであれば、すぐに辞めることができるし、子供たちのように毎日を喜んで幸せに過ごす事もできます。

今、ここにある自分の命を五感を使ってしっかりと味わい、感謝しながら遊ぶように働き、自分の価値観や信念を外部に発信することで、嫌な人を遠ざけ、楽しい人たちを味方にすることができます。

子供たちは字をちゃんと読めないので絵本も自分では読めません。

でも、他人に読んでもらい、しっかりと絵本を楽しみます。

 

一方、私たち大人は、自分でできないからという理由ですぐに諦めてしまいます。出来ない自分を責め、不幸な気持ちでいっぱいになります。なぜでしょうか?

ぜひ、教えてもらいましょう、子供たちに。

夢のある、絵本の読み方を。

子供たちは幸せに生きるための私たちの師匠です。

できなくてもやれるやり方があるし、肩書きも人脈も武器もスキルも、お金も何も持っていなくても幸せに生きる生き方があります。

これ、ないしょですよ…