ブランデイング

個人でも、SNSやネットで仕事をしたり、インフルエンサーを目指して発信する文化が醸成されてきました。

個人でもブランディングが当たり前の時代

それまでは主に企業が行っていた”ブランディングする”という思考も一般化し、個人もテーマを1つに絞って活動を行うことが必須になっています。

※ブランディングとは?

「ブランド」というのは、ある商品を別の(類似した)商品から区別するための一連の要素です。

「ブランド」を消費者に認知させ、市場における自社(商品)のポジションを明確化するのが「ブランディング」という活動です。「〇〇といえばあの商品」「このシンボルマークはあのサービス」…といった意識をターゲット市場に浸透させるのが「ブランディング」という活動の目的です。

一部引用)https://innova-jp.com/branding/

しかし、この思考が一般化してくると、自身の良いところやポジティブなことばかりを外にアピールするようになります。

やがてInstagramを代表として、”キラキラ系””リア充投稿”とも呼ばれる現象が表在化してきました。

一度だけ行ったハワイで豪遊した撮った写真を何度かに分けてずっと投稿したり、どこかでパーティーしている様子を投稿したりする場合もあるようです。

しかし、実際は一般人にずっとそんなことが続く訳はなく、SNSに投稿した後に強制的にリアルの現実に引き戻されます。しかも、いつでも、どこでも、誰にとっても、実際のリアルな生活というのは淡々と刺激も少なく、穏やかに続いていくものです。

実際、キラキラ投稿を続けると、誰よりも自分が一番ダメージを受けます。なぜなら、自身のリアルな生活とのギャップを一番よく知っているのは自分自身だからです。ほとんどの他人はあなたのリアルな生活を知らず、ただキラキラ投稿を見ているだけです。

このような場合だけでなく、実際はブランディングの1つの要素として「綺麗な写真が撮れます!」とか「ライターをしています!」など「これができます!」と自分が得意なこと、できることを積極的に発信していく場合が多いです。

しかし、実際は、「これができます!」と外にいえば言うほど、生き辛くなる側面もあります。

なぜなら、同じジャンルのことができる人がたくさん出てくると、その中で競争が生まれ、レベルをどんどん上げていかなければなりません。競争に巻き込まれます。

しかも、万が一、なにかの事情(体調不良)で「できます」と言っていたことができなくなると、途端に周りへの信用を失い、自分も一気に自信を喪失してしまいます。

そこで、”逆張り”ブランディングすることをおすすめします。

嫌いなことを人生から無くすための3つのステップ

幸せに生きるためには、「嫌なことはしない」ことが重要であることはいうまでもありません。考えるまでもなく、至極当たり前のことなのですが、日本では意外と難しいことです。

できるだけ嫌なことをしないためには、3通りのステップを踏む必要があります。

嫌なことを人生からなくす3つのステップ
  1. 自分が嫌いなことは何なのか?明確に自分で理解する
  2. 自分で嫌なことをしない
  3. 他人に嫌なことを頼まれないようにする

step1,自分が嫌いなことを明確に認識する

まず、自分が本当に嫌なことは何なのか?理解していなければ始まりません。色んな経験をすることで、自分が明らかに不得意であったり、嫌だなあと思うことがはっきりと認識できるようになります。

私自身の場合で考えてみると、20歳台はほとんどこれすら分かっておらず、嫌なことに全力で取り組んでひたすら消耗し、周りにも迷惑を掛ける、ということを繰り返していました。

「嫌いなこと」と一口に言っても、「自分が到達したい目標のために必要な嫌なこと」は避けて通ることができませんが、ここでの嫌なことの定義は、「自分がやる必要がない」嫌なことです。

step2,自分で嫌なことはしない

次に、自分で嫌なことはしない、と決めてしまうことが大切です。

この時にも、もちろん障壁はあります。

例えば、上司などから、

上司

嫌いなことから逃げていると、いつまで経っても成長しないよ!

と言われても、「私はその分野に関しては、成長したくありません」と言えるくらいに、堂々と自分の嫌なことを人生から遠ざける覚悟が必要になります。

step3,他人に嫌なことを頼まれないようにする

そこから、いよいよ最もハードルの高い3のステップです。

「たとえ好きな人でも、自分が嫌なことを頼まれたときには断る」ことができるようになれば、人生の幸福度はかなり上昇します。

しかし、これは実際のところ、大変難しいです。

依頼を断ると、その人との関係性は壊れてしまうかもしれない…と誰もが思います。また、いつもお世話になっている人であれば、少しでも普段のお返しをしたいと思うのが人情というもの。

幸せに生きるための”逆張り”ブランディングとは?

しかし、”不道徳に”切り抜ける裏技があります。

ニシノ

私は〇〇が嫌いです。頑張ってやってみても、全然上手くできません(涙)

と、普段から周りの人にどんどん言っておくのです。

特に、親しい人や好きな人にこそ、大袈裟なくらいにアピールしておきます。

逆張りブランディングとは?

普段から、”自分がやる必要がない嫌なこと”を積極的に周りにアピールしておき、嫌な仕事を頼まれない状況を作っておくこと。

例えば、私は実際に書類業務が大の苦手です。控えめに言って完成度は中学生レベルです。(泣)

エクセルに決められた数字をひたすら入力する作業などは注意が長続きせず、何度確認しても必ずミスがあります。本当に何度確認しても、です。

こういったことを普段から職場の同僚に伝えておくと、もし、突発的に書類業務が発生しても、間違えても、私に仕事をお願いしてくることはありません。「彼にはできない」とみな分かっているからです。つまり、「書類業務が全くできない奴」というブランディングが完成しています。

これこそが私の提唱する「逆張りブランディング」です。

自分のダメなところ、弱点を普段から周りの人に伝えておくことで、自分が嫌いなことや不得意なことをお願いされる確率を大幅に下げることができます。そうすれば、辛い思いをしながら依頼を断らなければならないことも減りますし、より幸福に、嫌いなことを無くして生きることができます。

さらに、自身の弱点を晒したときに攻撃してきたり、嫌われたり、離れていくような人であれば、どっちにしろ長く付き合うことはできないので、人間関係の断捨離をすることができて一石二鳥です。

まとめ

「自分が嫌なことをしない」というのは幸福に生きるために必須の条件なのですが、意外とできていないことが多いです。

良いところだけなく、自分のダメなところや嫌なことも積極的にアピールしていくことで、「逆張りブランディング」が完成し、嫌なことを嫌々して人生を消耗させることがなくなります。

 

これ、ナイショですよ…